ごあいさつ

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2017-01-16 18:27:00

 

水泳の効果について

 

 

 

幼児期から児童期は神経系の発達が著しく、さまざまな神経回路が形成されていく大切な時期と言えます。(スキャモンの発育曲線を参照)この時期に多種多様な動きを経験し、多くの神経回路を作っておくことはとても大切です。「水の中で体を操る感覚」を子どもの頃に身につけておけば一生忘れることはありません。

 

1.基礎体力

 

水に入って動いているだけで、全身に水圧の影響を受けるので、運動が苦手でも、少ない運動量で全身をまんべんなく鍛えることになります。水中での運動は、基本的な体力をつけ強くて丈夫な体を作ります。

 

2.循環器を活性化

 

水に入って動いているだけで、水の抵抗や水圧が血管を圧迫しマッサージする効果があるため、血液の循環や呼吸器官を活性化させます。

 

3.肥満を解消

 

水中では基礎代謝が上がり、カロリー消費が大きいのでダイエットに適しています。また、水は体温を奪うので、体温を維持しようとする機能が働くため、脂肪の燃焼にも効果があります。体脂肪が多い場合は水に浮きやすいので、浮力により水中で活発に体を動かすことができます。

 

4.呼吸機能

 

水深3050cmでは、陸上に比べ35%ほど余分な圧力を受けます。水圧によりお腹が縮むと横隔膜が押し上げられます。水圧の影響で呼吸活動が活発になり、呼吸機能の改善に効果をもたらします。

 

5.リラックス効果

 

水の中の心地よさや重力から解放され自由に動きまわれる感覚は、高いリラックス効果をもたらします。また、適度な有酸素運動は脳内物質の一つセロトニンを分泌されることが知られており、ストレスの解消や不眠症の改善などでも効果が期待されています。

 

6.姿勢

 

全身運動により筋力のバランスが良くなります。水中での運動には背中や肩を鍛える効果が存在するので、首や頭部を支える力が強くなるため、背筋も伸びて姿勢の改善にも効果があります。

 

7.脳神経回路を発達させる

 

水中という特殊な環境で行う運動であり、通常の生活ではありえない動きをする事になります。それによって脳は様々な刺激を与えられ、その刺激が新しい神経回路を作り出すといわれています。水中では上下左右すべての方向に移動する3次元的な運動であるため、脳の中でも特に空間認知能力をつかさどる神経回路の発達を促進させる効果が期待できます。