ごあいさつ

インフォメーション

2017-01-18 20:25:00

『リズミカルな運動で、脳を活性化!」

 

 運動の中でも、ラジオ体操やダンスやランニングのようなリズミカルな動きは、脳科学的に様々な効果があることが証明されています。特に子どもの頃に、ダンスの教育を入れると、記憶力の向上やうつ病が回避されるなどの報告がされています。

 

 うつ病の原因には、脳内物質のセロトニンの欠乏と関係があるといわれています。もともと、運動には脳を覚醒させる働きがあり、気分も高揚します。その運動の中でも、ラジオ体操やダンスやランニングのようなリズミカルな動きによって、セロトニンレベルが上昇して、気分も更に高揚します。また、セロトニンは日光に当たることで活性化するともいわれているので、朝の散歩やラジオ体操、晴れた日に外でダンスやランニングをすると、うつ病の方から離れていくそうです。!(^^)!

 

 リズミカルな運動の効果は、脳を活性化してくれます。人はリズミカルな運動をしていると、脳の中でも「ブローカー野」と関係する脳の右半球領域が活性化することがわかっています。「ブローカー野」とは、運動性言語中枢とも呼ばれ、ノド、唇、舌などを動かして、言語を組み立る役割を持っていて、この領域のおかげで複雑な文法に基づく会話ができるともいわれています。体を使って、コミュニケーション脳を活性化する働きもあります。幼少年期の脳を発達させるためにも、リズミカルな運動は有効だといわれています。

 

 ハートマークでも、脳を活性化することを目的に、音楽やリズムや運動を療育の課題に取り入れています。


2017-01-16 18:27:00

 

水泳の効果について

 

 

 

幼児期から児童期は神経系の発達が著しく、さまざまな神経回路が形成されていく大切な時期と言えます。(スキャモンの発育曲線を参照)この時期に多種多様な動きを経験し、多くの神経回路を作っておくことはとても大切です。「水の中で体を操る感覚」を子どもの頃に身につけておけば一生忘れることはありません。

 

1.基礎体力

 

水に入って動いているだけで、全身に水圧の影響を受けるので、運動が苦手でも、少ない運動量で全身をまんべんなく鍛えることになります。水中での運動は、基本的な体力をつけ強くて丈夫な体を作ります。

 

2.循環器を活性化

 

水に入って動いているだけで、水の抵抗や水圧が血管を圧迫しマッサージする効果があるため、血液の循環や呼吸器官を活性化させます。

 

3.肥満を解消

 

水中では基礎代謝が上がり、カロリー消費が大きいのでダイエットに適しています。また、水は体温を奪うので、体温を維持しようとする機能が働くため、脂肪の燃焼にも効果があります。体脂肪が多い場合は水に浮きやすいので、浮力により水中で活発に体を動かすことができます。

 

4.呼吸機能

 

水深3050cmでは、陸上に比べ35%ほど余分な圧力を受けます。水圧によりお腹が縮むと横隔膜が押し上げられます。水圧の影響で呼吸活動が活発になり、呼吸機能の改善に効果をもたらします。

 

5.リラックス効果

 

水の中の心地よさや重力から解放され自由に動きまわれる感覚は、高いリラックス効果をもたらします。また、適度な有酸素運動は脳内物質の一つセロトニンを分泌されることが知られており、ストレスの解消や不眠症の改善などでも効果が期待されています。

 

6.姿勢

 

全身運動により筋力のバランスが良くなります。水中での運動には背中や肩を鍛える効果が存在するので、首や頭部を支える力が強くなるため、背筋も伸びて姿勢の改善にも効果があります。

 

7.脳神経回路を発達させる

 

水中という特殊な環境で行う運動であり、通常の生活ではありえない動きをする事になります。それによって脳は様々な刺激を与えられ、その刺激が新しい神経回路を作り出すといわれています。水中では上下左右すべての方向に移動する3次元的な運動であるため、脳の中でも特に空間認知能力をつかさどる神経回路の発達を促進させる効果が期待できます。

 


2017-01-10 20:50:00
P1060019.JPG

多摩障害者スポーツセンターに見学に行きました

広い体育館や、プールがありました

皆さんとっても楽しそうに体を動かしていました

私も何か挑戦してみたくなっちゃった!!!


2017-01-03 04:15:00

スキャモンの発育曲線.jpg

「スキャモンの発育発達曲線」(グラフ)によると、神経系は生まれてから5歳までに80%、12歳でほぼ100%に達します。

幼児期から児童期は神経系の発達が著しく、様々な神経回路が形成されていく大切な時期といわれています。この時期に多種多様な動きを経験し、多くの神経回路をつくっておくことがとても大切で、この時期に関わる私たちの役割は重要だと考えています。

私は、学生時代にこの理論に接し驚きと興奮を覚えました。そして今もなお、多くの場面で提唱されています。

グラフからもわかるように、実際に関わっていくうえでは、神経系の成長と骨格や筋肉の発達が同じように進まないこと、神経の成長と骨格・筋肉の成長がアンバランスになることにより、色々な面で不安定な時期といえます。また、私たちが放課後等デイサービス事業で関わる児童たちは、あくまでも生身であり、個人差が大きいといえます。運動レベルは個人差が大きく、全員が同じ技術レベルにいるわけではありません。

余談ですが、未経験者が、技術的な面でうまくなることも沢山あります。大人からスポーツを始めて上達した人の事を考えると、一定レベルの上達は年齢に関係なく可能です。

身体を動かすことって面白い!この遊びをやりたい!この動きがうまくなりたい!練習したい!と思った瞬間が、ゴールデンエイジなのかもしれません。「ハートマーク」に来てくれた子ども一人ひとりに「うまくなりたい!」「もっとやりたい!」と思わせ続けることが、私たちの役割なのかもしれません。(大房朋文)


2016-12-16 14:49:00

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